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オッティモ 旬のパートナー
fiori di stupro
なばな
春の訪れと共に出始める春野菜『なばな』
~北海道滝川市発『雪割りなばな』の生産地を訪ねて~
4月、若葉色をした野菜を見ると、春の到来を実感する瞬間です。
冬期間は、熊が冬眠をする様に、私達の体内も冬眠期間中です。
特に北海道で暮らしている私は、雪と寒さを理由に外に出る機会もぐーんと減少。
運動不足が重なり新陳代謝も悪くなって、脂肪を蓄えてばかりの悪循環。
しかし、春の訪れと共にダイエットという言葉に敏感になってしまます。
スポーツジムの折込チラシを見ては、"チャレンジしようかな?"と。
毎年早春には、そんな欲求と格闘しています。
春が近づくと、自然に体の細胞が目覚める準備をする為に、
私達の身体は体内代謝を促す栄養素を含んだ野菜を求め始めます。
体内活動の目覚ましお助け野菜の1つ『なばな』(蕾、葉、茎を食べる花野菜)は、ここ北海道でも少量ですが、生産されています。
その名も『雪割りなばな』。
その古里(栽培地)は北海道のほぼ中央部にある滝川市です。
札幌から列車に揺られ1時間、生産地滝川市、雪割りなばなの名付け親、中野義治さんの畑を訪ねて来ました。
滝川市の特産はお米、小麦の他、菜種油は北海道一番の生産地として有名です。
5月下旬から6月下旬にかけて黄色いじゅうたんの菜の花畑が滝川市内の田園風景に広がります。
その菜の花の開花前に一部野菜として出荷されるのが『雪割りなばな』です。
畑の雪を割って収穫される事からネーミングされました。
秋に種を蒔き、降雪まで株を育て、雪の下で越冬させて、なばなに甘みを蓄えます。
そして、翌年2月中旬に除雪をし(雪割)ビニールハウスをかけ、なばなを成長させる。
寒い中の手間と時間をかけての作業です。
このような雪国ならではの栽培方法で、他府県産のなばなとの差別化を計っているのです。
菜の花畑。5月末~6月上旬に見頃です。
『雪割りなばな』の収穫は、雪融けの3月末からスタートします。
蕾の部分は成長の為の養分を蓄えて栄養分ぎっしり。
茎の部分は甘みが凝縮されてまるごと美味しく食べる事が出来る、旬な春野菜と言えるでしょう。
『冬期間に生長する為に害虫が発生せず農薬散布しない事からも安心な野菜を提供できる事が実現出来ました。
エグミもなくてどんな料理にもぴったりですよ。』と
雪割りなばなの名付け親でもある滝川なばな生産組合・中野義治組合長さんからの太鼓判です!
青々とした張りのある雪割りなばな。
収穫したてのなばなを生でかじって見ました。
茎の部分は甘く、みずみずしい、エグミがなくて新鮮な物はサラダでもいけそうです。
美味しかったでーす。ご馳走様でした!
収穫期は、3月下旬~5月中旬まで。
雪割りなばな畑
中野ご夫妻が作るナタネ油と雪割りなばな
ふぁ~む中野:中野義治さんを訪ねて
生産者さんとのふれあいが、野菜達への愛情も増す瞬間です。
2月、残雪がある寒い時期に除雪をしビニールハウスをかける作業は、手間も時間も費やす大変な作業です。
美味しさの中には作り手の愛情のエッセンスも入ってるんですね。
『雪割りなばなは輪作で栽培している為に、
収穫量を増やすには生産者数を(現在40名)増やしていく事が課題です。
もっと沢山の方々に、雪割なばなを食べてもらい、春を元気にスタートして欲しい
僕達みたくね。笑 健康野菜なばな、菜種生産は、まだまだ可能性と夢があるんだよね~。』
笑顔で語る中野さんの目はキラキラと楽しそう、春一番・最高の出会いでした。
5月末菜の花の開花頃、再び菜の花物語を聞きに訪ねたい。
ふぁ~む中野内には菜種搾油所があります。
素敵な奥様と共同作業で菜種油を無添加で受注生産にて瓶詰め販売もしています。
その名も『育てて搾った中野の気持ち』中野ご夫妻の愛情が詰まった逸品です!
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